日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
水酸基末端液状ポリブタジエンを用いた高分子量化老化防止剤の評価
箕浦 有二桜本 裕助山本 義公大原 正樹酒向 泰蔵小林 幸夫太智 重光小野 勝弘里吉 光洋野村 三郎
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1980 年 53 巻 10 号 p. 631-639

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抄録
水酸基末端液状ポリブタジエンの水酸基と芳香族アミン系老化防止剤(N-フェニル-N′-イソプロピル-p-フェニレンジアミン, 混合ジアリール-p-フェニレンジアミン, 及び2,2,4-トリメチル-1,2-ジヒドロキノリン)の芳香族水素との脱水縮合物(高分子量化老化防止剤)の老化防止剤としての特徴, 性能について, SBR配合系で検討した.
その結果, 高分子量化老化防止剤で安定化されたSBR加硫物は, トルエン抽出後の老化試験において, 市販の添加型老化防止剤により安定化されたSBR加硫物より非常に優れた老化防止効果を示した. この事実は高分子量化老化防止剤がSBRゴムマトリックス中に結合したことを示すものであり, 非抽出性の老化防止剤として有効であることが分かった.
更に, これらの高分子量化老化防止剤はゴム配合物の粘度を下げ加工を容易にすることから, 軟化剤としての性能をもつことも分かり, これは加硫後はゴムマトリックスに結合することから, 非抽出性の軟化剤として有効であることも示された.
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