抄録
古タイヤゴムをゴム資源として活用するための簡便な再生方法を検討するための第一段階として, 古タイヤゴムの物性ならびにその架橋形態について検討した. これらの測定結果から判断すると, 一般に供給される古タイヤゴム粉の引張強さは137kgf/cm2, 伸びは350%と推定することができた. 架橋形態の割合はポリスルフィド結合が45~55%, ジスルフィド結合が約30%であった.
更に, 再生ゴムの特性を支配する因子の解析を行った結果, 可塑度に対してはゾル分量, 加硫ゴムの引張強さに対しては網目鎖の分解率及びゾルの分子量が主として寄与することがわかった.