日本草地学会誌
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ソルガム品種の出穂開花性に関する生理遺伝学的研究 : 2. 短日要求型品種の限界日長と短日感応時期
簗瀬 雅則樽本 勲
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2003 年 49 巻 2 号 p. 170-173

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抄録

ソルガム短日要求型品種の限界日長および短日感応時期を明らかにする目的で,短日要求型品種・風立(F_1)とその両親品種など4品種を供試し,3種の日長処理実験を行った。その結果,ソルガムの適日長が12時間以下にある。また風立への短日効果は12.25時間日長に閾値があることから,風立の限界日長は,12.25時間近傍にあると推察された。また,短日要求型品種・風立の短日感応は,出芽後15-30日,約3-5葉齢時に12.25時間日長下にあることが最低条件であると考えられた。

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© 2003 著者
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