2026 年 72 巻 1 号 p. 1-6
乳牛へのオーチャードグラス(OG)再生草利用にあたりアルファルファ(AL)混播の影響を明らかにするため,OG単播とOG-AL混播採草地から収穫調製した再生草サイレージを乳牛に給与し,採食量,乳生産,消化率,窒素出納について検証した。8頭の経産乳牛を用いてクロスオーバー法で飼養試験を実施した。OG区とOG-AL区の2処理を設け,OG区ではOGの,OG-AL区ではOG-ALの2,3番草サイレージを混合したTMRを給与した。OG-AL区でNDF消化率は低いが,処理間で乾物摂取量,乳生産量,乳成分に差はなかった。OG-AL区で窒素摂取量は多く,尿中窒素配分率が高かった。AL混合率17%の混播再生草利用は乳生産等飼養成績に影響しないが,窒素摂取量の増加に起因した利用効率の低下が認められた。