地理学評論
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池袋繁華街の構造
松沢 光雄
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1965 年 38 巻 11 号 p. 698-707

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抄録
この研究は,さきに発表1)した「新宿繁華街の構造」にっついての,東京における繁華街の構造の研究である.繁華街を地域区分して,繁華街核心域・回遊路外接域・周縁域の3地域に分け,繁華街核心域を,さらに中心回遊路・回遊路側街・回遊路内包域に区分することは,新宿の場合と同様である.また,大衆誘導施設2)・女性率3)・男性率・繁華街人口4)などの用語も,新宿の場合と同様である.したがって,これらについての解説は省略した.通交者に関しては,池袋にある電車,都電,バスで昇降する人口,街路別交通量,女性率,それらが時間の変化によって惹起する変化を調査し,これらの資料を地域区分の根拠の一つとして利用した.
この研究では,池袋繁華街を新宿繁華街と比較することによって,両者の特色を明かにする方法をとっている.
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