地理学評論
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東京都区部における発生・吸収交通に関する研究(第一報)
奥野 隆史
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1965 年 38 巻 7 号 p. 426-446

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抄録
従来の地理学における都市交通研究はおもに量的面からその地域性を論じているが,質的面からの研究は通勤交通を除いては少ないように思われる。また,都市交通の地域性の要因である都市構成と都市交通が別個に取り扱われている場合が多い.筆者は都市構成と関連付けながら都市交通の地域性を量的面ばかりでなく質的面からも考察しようと試みた.発生交通の量的・質的の地域性,それと人口・土地利用との関係,発生交通の指向性の三つを問題として取り上げ,東京都区部を対象地域として摘出した小学校区域に調査票を配布し,それから得られた資料を整理して上記の問題についてまとめた.
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