抄録
水資源の高度利用を農業用水の面からとりあげ,とくに,かんがい用貯水池における水の高度利用について考える.
筆者らは,標式的研究池として,わが国最大級のかんがい用貯水池である満濃池(香川県満濃町)を選び, 1960年からその水文学的・農業水利学的調査研究を続けている.
この報文では,その調査研究から得られた資料をもとにし,貯水池流域の降水量,それによってもたらされる貯水池への流入・流出量およびかんがい用水量の変動様相およびそれら相互の関係を明らかにし,かんがい用貯水池の利用効率についても検討する.