地理学評論
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実験水路における砂礫堆とその形成条件
池田 宏
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1973 年 46 巻 7 号 p. 435-451

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抄録
水路床を,その形態とその上を流れる水流のパターンによって, 4つのタイプに分類した. 1) 明瞭な前縁を有する交互砂礫堆の存在するもの. 2) 舌状砂礫堆の集合からなり,交互砂礫堆が何列か組合わさったもの. 3) 前縁の不明瞭な交互砂礫堆の見られるもの. 4) 砂礫堆の形成されないもの.水路実験によって,各タイプの形成過程を調べた結果,勾配 (S) と幅一水深比 (W/D) が,各タイプの形成にとって重要であることを知った.そして,ひずみ模型の相似律の概念により,これら各タイプの形成領域を区分する基準としてU*/U*c~S・W/Dを導いた.この基準によって実験結果を整理したところ,各タイプの形成領域が,この基準で明瞭に区分されることがわかった.
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