抄録
Medvedkov の中心地分布の分析手法を米国航空網連結行列に応用し,航空網における連結のランダム性とそれに関連する地域の結節性の測定を試みた.まず航空網行列はランダム・均等成分から構成されていると考える。航空網が均等成分のみによって構成されている場合,航空網には地域結節性が全くない.したがって地域結節性はランダム成分に基づくものと考えられる.連結の増加は航空網内外の諸種要因によるので,両成分の比較は連結行列内の両成分の比率で行なうのが適当である. 1959~65年の期間にランダム成分は大幅に増加したにもかかわらず,均等成分もより以上に増加したので,航空網におけるランダム成分比は13%から11.5%へと1.5%低下した.これは航空網における地域結節性の相対的低下を示すものである.