抄録
表題の地域において,1968年8月23日から29日までの期間,砕波後の波の遡上について経日的に測定した.その測定の結果から,(1)相対遡上高と深海波の波形勾配との関係を調べ,従来,主として造波水路で実験的に求められてきた両者の関係と比較し,実測値と実験値との差異について検討した.(2)遡上距離と砕波の波高との関係を調べ,Waddell,E・が米国のSantaRosa島の海岸で測定した両者の関係と比較し,両地域の間に生じた差異の原因について,両地域の海浜の地形や海浜砂などの特性から一応の説明を試みた.