筑波大学・地球科学系
1979 年 52 巻 1 号 p. 30-39
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柿岡盆地北部,東山に発生した地すべりを取り上げ,この山体をつくるハンレイ岩の風化と,その結果生成される地すべり粘土について,鉱物の偏光顕微鏡観察,X線粉末解析等を行なった.その結果,ハンレイ岩の風化プロセスとして,角閃石から緑泥石,カオリナイトへの変質と,斜長石からカオリナイト,ハロイサイト,束沸石への変質が認められた.しかも,このハンレイ岩の風化層中に存在する膨潤性緑泥石が地すべりの素因になっていることが明らかとなった.
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