地理学評論
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局地高気圧あ発生・発達の特性
野元 世紀
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1980 年 53 巻 5 号 p. 301-316

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抄録
局地高気圧の発生・発達の特性をみるためヒ,気象庁月報の日平均海面気圧を用いて,日本全域の気圧分布図を作成した.その結果,従来から知られている中部日本や北海道以外にも局地高気圧が多数発生する地域があることがわかった.これらの地域は,大半が海抜高度100m以上の盆地や河谷の凹地地形のところである.局地高気圧は,下層大気の冷却にともなって発生し,冷却される気層の上限高度が高まるにつれて発達する.冷却は,安定した大気の状態(移動性高気圧)下で進む場合と,暖気の移流の場において地形的に冷気が残って,相対的に冷却した地域が生じる場合とがある.したがって,局地高気圧には「放射冷却型」と「冷気残留型」の2種類がある.また,同じ凹地地形でも,その形状や規模によって発生日数に大きな差がでることがわかった.
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