東京都立大学・大学院
1988 年 61 巻 8 号 p. 615-631
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寒帯気団の構造・性格を東アジアのスケールで解析し,寒帯気団と梅雨前線との関係について検討した.梅雨前線は,風のシアーおよび相当温位を用いて解析した結果,亜熱帯ジェット気流に伴う前線として確認された. 寒帯気団は5月中は大陸上でも勢力が強く,その南限で寒帯前線を形成しているが,6月以降になると海洋を中心として存在するようになる.海洋上では40°N付近が寒帯気団の南限となっており,その勢力が強い梅雨前期においても,寒帯気団が梅雨前線まで達することはない.
地理学評論
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