宝石学会(日本)講演会要旨
平成26年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
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平成26年度 宝石学会(日本) 講演論文要旨
ミャンマー産ルビーの品質ごとの出現率
*森 孝仁
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p. 2-

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抄録
モリスミャンマー現地法人(FC12)にて2007年∼2011年まで,北部カチン州ナヤン鉱山を採掘し,採取した原石を品質ごとに分類し各々の出現率を調査,その結果を報告する.
また,それぞれの原石の外観の特徴,研磨することにより,予測された品質と実際の仕上がりの差はどの様なものか等の情報も発表する.調査の主旨について,宝石の定義は,美しさ,希少性,経年変化のないことである.鉱物名コランダム,宝石種ルビーは産出される原石の殆どが加熱などの処理により美しさを改良し,市場に流通する.その最たる理由は,無処理で美しいルビーの希少性は驚くほど高いから,と言われるが,どのくらい産出しているのか?は意外と知られていない.鉱区で産出された原石の状態で,品質ごとに出現率を把握することは,何故,処理が行われるか?という鑑別技術の必要性に関する情報だと考える.
また,産出鉱区ごとのインクルージョンの特長なども参考資料として付け加えて発表したい.
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