静岡県立静岡がんセンター呼吸器外科
2005 年 45 巻 3 号 p. 215-220
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近年, 画像診断の進歩や検診普及率の向上などにより以前に比し, 比較的早期に肺癌が発見されることが多くなったこと, 気管支形成術等の手術手技の向上により肺全摘術が必要な症例が減少しつつある. また肺全摘術後のQOLの著しい低下を考慮し, 可能な限り肺全摘術を回避する傾向にある. しかし, 肺全摘術が必要な症例は必ず存在し, 基本的手術手技として習得しておかなければならない. 本稿では標準的な肺全摘術と題し, 肺全摘術の手術適応や基本的手術手技について解説した.
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