独立行政法人国立病院機構千葉医療センター呼吸器外科
独立行政法人国立病院機構千葉医療センター呼吸器内科
独立行政法人国立病院機構千葉医療センター臨床病理部
2016 年 56 巻 7 号 p. 1017-1021
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背景.胸腺原発粘表皮癌は稀な腫瘍である.症例.29歳男性.検診にて胸部異常陰影を指摘された.胸部単純X線写真で右側縦隔から突出する腫瘤影,胸部CT検査で前縦隔に62×38×74 mmの一部造影される多房性嚢胞を認めた.胸骨正中切開にて前縦隔腫瘍摘出術を施行し,術後病理で胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌と診断された.結論.胸腺嚢胞に合併した胸腺原発粘表皮癌を経験した.切除後1年4ヶ月無再発生存中である.
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