肺癌
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胸部疾患における経皮穿刺診断
穿刺針の改良とその成績
松村 公人香月 秀雄岡本 達也小山 明堀江 昌平
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1974 年 14 巻 1 号 p. 31-42

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抄録

原発性肺癌の確定診断法として経皮的穿刺法を施行し, 現在までに130例に対して78%の陽性成績を得た. 本法は特に末梢発生の肺癌に対して診断価値が高く, 更に転移性腫瘍, 縦隔腫瘍及び特定の良性疾患に対しても有力な診断法と考える.我々が使用している穿刺針は改良を加えて現在ではその直径が0.6mm, 0.45mmの針を用いており軽度の気胸を除いて重篤な合併症を経験していない. 従って我々は気管支鏡と共にこれをroutineに施行しており, 胸部疾患ばかりでなく他臓器全域に適応範囲を拡大すべきと考える.

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© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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