日本肺癌学会気管支鏡所見分類委員会
1986 年 26 巻 1 号 p. 1-10
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改訂した気管支鏡所見分類は肺癌の増殖・進展の病理組織学的所見と気管支鏡所見との対比検討に基づいて行なわれた.肺癌の増殖によって形成される気管支鏡所見を気管支壁の各層 (上皮層, 上皮下層, 平滑筋外層, 壁外) ごとの変化に分類し直し, 癌浸潤の深達方向, 深達度を解析し易いように配慮した.この改訂気管支鏡所見分類による気管支鏡所見の解析は組織型, 臨床病期, 治療効果, 手術適応あるいは手術方法の判定に有用であると考える.
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