岡山大学医学部第1外科
1986 年 26 巻 1 号 p. 37-45
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肺癌60症例にN.K.活性を測定し, Stage, 組織型, 持続低活性例, 手術侵襲, 術後化学療法とN.K.活性の関係につき検討を行なった.Stageの進行とともにN.K.活性は低下し, 扁平上皮癌に比し腺癌で低活性を示した.持続的低活性例では, 重複癌, 若年者の進行癌を認めた.手術侵襲からのN.K.活性の回復は, 高令者群で1週後, 多量の術中出血量群で2週後, StageIV, 長時間手術群で3週後の回復率が低下していた.術後化学療法では, N.K.活性は低下しなかった.
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