埼玉県立がんセンター呼吸器科
埼玉県立がんセンター脳神経外科
1989 年 29 巻 2 号 p. 119-126
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肺癌の脊椎転移により横断性脊髄症状を呈した45例について臨床的検討を行なった.歩行可能な時期に治療を開始した14例では治療終了後も13例が歩行可能であったが, 歩行不可能となってから治療した22例では3例が歩行可能になったに過ぎなかった.局所治療後の中間生存期間は7週間で, 神経症状が改善したものは有意に生存期間が長かった (24週間VS7週間, P=0.032).歩行可能な時期に治療を開始すれば, 運動機能を維持でき, 生存期間も延長させ得ると考えられた.
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