日本ハンセン病学会雑誌
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Print ISSN : 1342-3681
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原著
ハンセン病医学夏期大学講座の啓発効果に関する研究
森 修一向井 徹四津 里英石井 則久
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2016 年 85 巻 2 号 p. 55-64

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抄録

 現代のニーズに合った効果的なハンセン病啓発プログラムの開発を目指して、ハンセン病医学夏期大学講座の啓発効果を2012年から2015年の4回の講座について受講生へのアンケート調査により評価した。この結果、ハンセン病の効果的な啓発には、講義、実習を通して正しい知識を学び、回復者と交流を行い、彼らの経験と考えを知ると共に、受講者間の交流により互いの意見の違いを知り、相互に関与することの重要性が明らかとなった。

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© 2016 日本ハンセン病学会
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