レプラ
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癩血清に於る氏反應Weltmann氏及び高田氏反應に就て(抄録)
原田 益雄
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1940 年 11 巻 4 号 p. 27-35

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抄録

癩患者70例に就てWeltmann氏反應及び高田氏反應を檢索せるに次の如き結論に達せり即ち
1. 癩血清70例中血清凝固帶の延長を示すもの50%,短縮を示すもの5.7%,尋常なるもの44.3%なり。
2. 癩血清70例中高田氏反應陽性なるもの72.9%,陰1生なるもの27.1%なり。
3.兩反應共結節癩に最も強廣い陽性を示し,第2に斑紋,第3に神經の病型により反應減弱せり。
4. 血清凝固帶の延長と高田氏反應陽性及び血清凝固帶の短縮と高田氏反應陰性は一致す。但し凝固帶尋常なる場合は高田氏反應の成績は必ずしも一定せす。(詳細は欧文に譲る)

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