人間生活文化研究
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資料
アイヌ民族による散文説話「母と父がその息子を和人にやって置いて来た」についての交差対句資料
話者が口承を記憶するメカニズム
大喜多 紀明
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2012 年 2012 巻 22 号 p. 159-170

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抄録
本稿では,田村が採録した,平賀サダモ氏によるウウェペケレ「母と父がその息子を和人にやって置いて来た」[1]をテキストとして,交差対句を調査する視点からの修辞論的な分析を行った.テキストには,18対の対応を持つ交差対句が見出された.本稿の目的は,口承を記憶するためのメカニズムの解明を視野として,テキストに表出される交差対句についての資料を提示することにある.それに加え,ウウェペケレに見出される交差対句における対応の数や対応の出現頻度を比較する視点から分析は現在までなされていないので,本稿は,この件についての調査における手始めの報告でもある.
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© 2012 大妻女子大学人間生活文化研究所
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