2018 年 2018 巻 28 号 p. 641-646
本研究では学校教育で行うことができる簡易的ポリフェノール分析法を検討した.分析法にはマイクロプレートやろ紙を用いたフォーリン-チオカルト法で行った.本反応系における反応時間を検討した.本分析法の評価は目視評価と色情報の解析により行った.その結果,マイクロプレート法,ろ紙法のどちらでも,10分の反応時間でも十分に呈色した.また,マイクロプレート法では没食子酸濃度が0 μg/mLから100 μg/mLの範囲で目視による評価と色情報の解析による評価が可能であった.ろ紙法においては,没食子酸濃度が80 μg/mLから600 μg/mLでの目視評価が可能であった.このことから,本簡易分析法においても,一定程度のポリフェノール含量を把握することができ,実験の簡易化から学校教育での利用が可能であると考える.