日本造血細胞移植学会雑誌
Online ISSN : 2186-5612
ISSN-L : 2186-5612
総説
細胞の採取,処理,保存,輸注の実際
室井 一男
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2017 年 6 巻 1 号 p. 22-35

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抄録
 造血幹細胞の採取,処理,保存,輸注の一連の過程は,造血幹細胞移植にとって基本的に重要なものである。これらの行為を適正に手順通りに行うことによって,高い品質の造血幹細胞製剤が製造され,その結果良好な造血幹細胞移植の成績がもたらされる。これらの行為を行うに当たり,日本造血細胞移植学会,日本輸血・細胞治療学会,日本骨髄バンクから発表されている各種のガイドラインを厳格に遵守する必要がある。本総説では,本邦と海外における造血幹細胞の採取,処理,保存,輸注の現状を解説した。
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© 2017 一般社団法人 日本造血細胞移植学会
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