大館郷土博物館 [日本]
2023 年 17 巻 p. 5-63
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秋田県北部の郷土料理「きりたんぽ」について、江戸後期から現代までの県北部を中心とした日記、新聞等文献資料を収集し、それを時代順に整理し、そこから呼び名と形態の変遷及び発祥と名前の由来、伝説に関する諸説について検証した。 その結果、「きりたんぽ」は100 年以上途切れることなく続いてきた料理で、名前の由来となった「たんぽ槍」は、明治40 年には広く知られていたこと、また今主流となっている「マタギ発祥説」、「冷飯・残飯説」は根拠が薄く、否定せざるを得ないこととなった。
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