本研究では広島商船高等専門学校が実施している地(知)の拠点事業(以下,「COC事業」と言う)の一環として, 大崎郷土資料館とその収納物について調査を行い, 本郷土資料館の特色と将来的な課題について研究, 考察したものである。 その結果，郷土資料館には展示や収納のための十分なスペースを確保する必要があること, 多大な収納物を分類できる学芸員が必要なこと, 重量物を移動させるための労働力がいることなどがわかった。また, 地域の生涯学習教育の拠点として活用できる可能性を秘めていることなど, 将来的な課題もいくつか見出すことができた。
