植生史研究
Online ISSN : 2435-9238
Print ISSN : 0915-003X
日本における13~19世紀の気候変化と 野生植物利用の関係
山田 昌久
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1995 年 3 巻 1 号 p. 3-14

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抄録

日本における中世および近世では食糧としてたくさんの野生植物の利用が文献や植物遺体群から示唆される。13世紀から19世紀にかけてのこのような栽培植物だけでなく野生植物の利用によって特徴づけられる人間一植物関係は「小氷期」の気候悪化と関係する。小論は,歴史時代の遺跡発掘調査においても野生植物の遺体研究の必要性を提案するものである。

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© 1995 日本植生史学会
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