保健師教育
Online ISSN : 2433-6890
ブロック活動報告
南関東,北関東,甲信越ブロック活動報告
ジャーナル フリー HTML

2022 年 6 巻 1 号 p. 64

詳細

I. はじめに

関東,甲信越ブロックは会員校増加に伴い,2017年度(平成29年度)より,南関東ブロック(東京,千葉,神奈川)と,北関東・甲信越ブロック(埼玉,栃木,茨城,群馬,山梨,長野,新潟)の2ブロック構成となり活動を展開してきた.2021年12月現在の会員校は,南関東ブロック44校,北関東・甲信越ブロック27校である.ブロック定例会議や研究会は2ブロック合同で開催し協働で運営することによってブロック活動の継続性や会員校相互の情報共有が図られている.今年度のブロック活動の目標は,昨年度に引き続き,ブロック内で現状や課題を共有し,保健師教育の質の向上を目指した活動の活性化を図ることであった.以下に2021年度の活動概要について報告する.

II. 活動内容

1. ブロック活動

ブロック活動は年2回の定例会議及び研究会を実施しており,第1回を南関東ブロック,第2回を北関東・甲信越ブロックが企画・運営を担当した.昨年度に引き続きCovid-19感染への対応のため,2回いずれもWeb(オンライン)で開催した.

第1回ブロック定例会議及び研究会は,2021年10月9日(土)に開催され50校81名の参加があった.研究会のテーマは「多様な状況下における保健師教育の質保証と向上に向けて―コロナ禍での教育,実習,支援体験を今後の保健師教育にどのように生かしていくとよいか―」として秋季研修会の話題提供を元にグループに分かれて意見交換を行った.今後の公衆衛生看護における健康危機管理教育上の工夫について意見が活発に出された.

第2回は2022年1月27日(木)に開催され41校79名の参加があった.研究会では,「保健師教育におけるミニマム・リクワイアメンツを用いた教育評価」(杏林大学大木幸子先生)と「映像教材を用いた基礎教育での工夫とその評価について」(千葉大学石丸美奈先生)の話題提供の後,各大学の新カリキュラムに向けた教育評価の現状や課題についてグループに分かれ意見交換を行った.参加者はそれぞれに今後の教育評価へ生かす学びを得ることができた.

2. 総会の運営

2021年度はCovid-19感染対応のため全面Web(オンライン)で開催されたため,関東,甲信越ブロック理事4名が運営に関わり,滞りなく運営協力にあたることができた.

III. おわりに

2021年度は,両ブロックとも理事,委員が交代したためブロック運営に慣れないところもあったがブロック活動は円滑に進めることができた.ブロック定例会議や研究会はブロック会員校同士の情報交換ができる貴重な機会となっている.全国とブロック間,各会員校間での情報の共有や協働を意識し活動をより活発にしていく努力をしていきたい.

Biographies

担当:岡本菜穂子(上智大学)

宇田優子(新潟医療福祉大学)

錦戸典子(東海大学)

神崎由紀(山梨大学)

山口智美(横浜創英大学)

鈴木大地(神奈川工科大学)

三橋祐子(東海大学)

和田直子(新潟医療福祉大学)

 
© 2022 一般社団法人 全国保健師教育機関協議会
feedback
Top