中国,四国ブロックは,中国地区加入校が13校,四国地区加入校が12校の計25校で活動しています.令和4年度は令和3年度に引き続き,新型コロナウイルス感染症の拡大により定例会議や研究会はすべてオンライン開催となりました.オンライン開催の準備も回数を重ねることで慣れてきたようです.今年度も,会員校のご協力のもと,情報共有を図ることができました.
令和4年度は定例会議および研究会を2回,オンラインにて開催することができました.第1回は9月25日(日)に,18校32名の参加者の中開催しました.研究会のテーマは「発達障害の理解と学生への支援方法について」であり,関西医科大学看護学部看護学科教授安酸史子先生を講師とし講演をいただきました.発達障害の定義を確認したあと,タイプ別にみる特徴と理解を図るため,事例を用いながら学びを深めることができました.学生への支援方法として,一つには本人が困っていることと,支援者が困っていることは違うため,自らの特性を理解することから始め,互いに困りごとを共有する必要性を理解することができました.第2回は,令和5年1月28日(土)に,19校47名の参加者の中開催いたしました.会議では,理事会報告,令和5年度ブロック活動計画案と予算案について説明をいたしました.令和5年度の研究会の講演テーマ等を検討いただき,今後その準備を進めて行く予定です.第2回の研究会は,中国,四国ブロック以外のブロック21校24名の参加がありました.研究会のテーマは,「授業にICTを活用するメリットとその方法」であり,東京医療保健大学医療保健学部看護学科准教授西村礼子先生を講師とし講演をいただきました.授業にICTを活用することは学修成果を可視化し,教育のPDCAサイクルができることであり,そのためには対象のレディネスを把握すること,そして対象のニーズに基づいた方法を選択できることが重要であることを学びました.大変有意義な会となり,今後の教育活動への示唆を得ることができました.
令和3年度から,2年間のブロック委員として十分な活動には至りませんでしたが,多くの諸先生方から多くの学びを得たり,つながりをいただくことができたことに心より感謝を申し上げます.
令和5年度から新しい委員体制となります.これからも,保健師教育の質の向上のため,各教育機関のご理解とご協力により活発で充実した活動に取り組みたいと思います.
担当:金山時恵(新見公立大学)
三浦都子(玉野総合医療専門学校)
水馬朋子(日本赤十字広島看護大学)
西嶋真理子(愛媛大学)
宮崎博子(人間環境大学松山看護学部)
中川彩見(新見公立大学)