全国保健師教育機関協議会誌「保健師教育」は,2017年5月に第1巻の発刊以降,全国の保健師教育機関の交流や情報交換を支援し,保健師教育に役立てることを目的に年1回発刊されている.編集委員会は「保健師教育」の企画,編集,発行,公開に関わる業務を遂行している.
2025年5月に発行予定の第9巻の企画を立案した.第9巻の内容は,巻頭言,講演記事,事業報告,委員会活動報告,ブロック活動報告,研究・活動報告,令和6年度事業報告とした.講演記事は,夏季教員研修会での講演「国家試験問題作問チャレンジ 入門編・実践編のご案内」,第4期 ラダー1研修での講演「保健師カリキュラムの構築」,秋季教員研修会での講演「保健師として働き続けるためのキャリア形成の支援」を掲載することとし,委員や講師の先生に原稿依頼を行った.事業報告は,研修委員会,教育課程委員会,教育体制委員会より掲載の申し込みがあった.さらに,巻頭言,調査報告,活動報告について,担当者に原稿の依頼を行った.
2. 投稿規程の改定多様な投稿論文に対応できるよう,「保健師教育(全国保健師教育機関協議会誌)」投稿規程に定められた「原稿の種類」を再考する必要があると考え,投稿規程について改定を行った.従来は,研究,活動報告,その他であったが,今後は,原著,研究報告,活動報告,総説,その他とすることになった.また,寄稿記事に関する投稿規程をとりまとめた.
3. 投稿論文の募集と査読プロセス投稿論文は2024年9月末まで投稿を受け付け,3件の投稿があった.現在,査読を進めている段階である.
投稿規程の改定について,会員校への周知を図っていく必要がある.また,今年度の投稿数は昨年度より減少したため,引き続き広報に努める必要がある.機関誌「保健師教育」が全国の保健師教育機関の情報交換の場として機能し,保健師教育の質の向上に貢献できるよう,編集・発行業務の改善を進めていく予定である.今後も会員校の皆様には,各種記事の執筆や論文の投稿,査読にご協力をお願いしたい.
ご多用のところ,原稿を執筆してくださった会員校や著者の皆様,査読委員の皆様,発刊に向けてお力添えくださった中西印刷株式会社の野津真澄様に深謝いたします.
担当:大河内彩子(熊本大学)
藤村一美(愛媛大学)
伊藤美樹子(滋賀医科大学)
越田美穂子(富山県立大学)
米澤洋美(石川県立看護大学)
川崎涼子(長崎大学)
古島大資(鹿児島大学)
達川まどか(愛媛大学)
金森弓枝(熊本大学)
谷川千春(熊本大学)
石川真子(熊本大学)