園芸学研究
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新技術
短日夜冷育苗によるシネンシス系デルフィニウムの切り花品質の向上
黒島 学
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キーワード: 切り花長, 側枝
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2018 年 17 巻 2 号 p. 251-257

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抄録

シネンシス系デルフィニウムの夏秋期の栽培では,切り花品質の低下が問題となっている.そこで切り花品質を向上させるため,育苗中の短日処理および夜冷処理の有効性を検討した.試験には,‘スーパーグランブルー’および‘スーパープラチナブルー’を供試した.短日処理は9時間明期とし,スポットエアコンによる夜冷処理(10°C)を組み合わせ,播種後33日目から定植までの35日間行った.その結果,いずれの品種も短日夜冷区の切り花長が最も長く,側枝数も最も多くなった.短日処理および夜冷処理による生殖成長への移行抑制効果が明らかとなり,その効果は,夜冷処理より短日処理が高かった.次に‘スーパープラチナブルー’に短日条件下で9,12,15および18°Cの夜冷処理した結果,9°Cの切り花長および側枝数が最も多かったが,12°C以上の処理区では差がみられない,または温度が高いほど値は小さくなった.以上の結果から,日長9時間,夜冷温度10°Cを目安とした短日夜冷育苗が,北海道におけるシネンシス系品種の夏秋期出荷の作期において,切り花品質向上に非常に有効な技術といえる.

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