ラビットアイブルーベリーの冬季剪定における指針を作成することを目的として,新梢の長さ,着生した花芽の数,新梢内部における貯蔵デンプン粒の分布の関係を調査した.長さが20 cmまでの新梢は成長が弱かった.新梢が長くなるにつれて着生する花芽数は増加し,80 cmを超えると漸減した.ラビットアイブルーベリーの新梢内部において,皮層,木部および髄に貯蔵デンプン粒が存在し,特に髄における密度が高かった.新梢の長さと新梢の断面積に占める髄の面積の間には強い正の相関があることが明らかになった.以上の結果から,関東地方におけるラビットアイブルーベリーの経済栽培において,収量を安定させるためには,長さが30~70 cm程度の新梢を結果枝として利用することを提案する.また,夏季剪定で徒長的に伸長する新梢の長さを制御できれば,翌年これらの新梢に高品質な果実が着生することを示唆する.