抄録
小さな泡(ファインバブル等)に関する研究について、昨年度に生存圏研究所オンライン公開講座として開催した。このセミナーでは一般的な内容紹介とともに、小さな泡の効果に懐疑的な見方がある点も紹介した。現在、ファインバブルとして定義した正確な情報公開のため、ISO(国際標準化機構)の技術委員会 TC281 において国際標準化の議論が進められている。この委員会ではファインバブルの正確な生成方法や計測手法の規格化が検討されており、世界中の研究者・技術者が連携して科学的エビデンスに基づく標準を設定することで、その信頼性を高めている。本稿では、小さな泡が正しく用いられるための指標としての標準化について、わかりやすく紹介・解説する。