人間福祉学会誌
Online ISSN : 2435-9254
Print ISSN : 1346-5821
なぜ「知的障害者らしさ」は問われなければならないのか
知的障害表象をめぐる支援者の眼差しと権力
石黒 慶太
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2026 年 25 巻 2 号 p. 111-117

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抄録
本稿は、支援者が無自覚に構築する「知的障害者らしさ」を権力装置として分析する。まず、その虚構性を定義し、フーコーの規律訓練的権力を援用して、この権力がまず支援者自身を規定し、内面化された規範を通じて知的障害者を支配するという二重の構造を明らかにする。この権力構造の解体には、支援者が自らを権力の担い手と自覚する「批判的自己省察」が不可欠であると論じる。最終的に、従来の「管理」モデルから、キテイの「相互依存」の視点に根差した「共生」へのパラダイムシフトの必要性を提示する。
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