人間福祉学会誌
Online ISSN : 2435-9254
Print ISSN : 1346-5821
高齢者向け住まいにおけるソーシャルワーク実践の現状と課題
管理者へのインタビュー調査から
手島 浩司
著者情報
ジャーナル 認証あり

2026 年 25 巻 2 号 p. 127-133

詳細
抄録
本研究では、5 名の高齢者向け住まいの管理者にインタビュー調査をし、高齢者向け住まいにおいてソーシャルワーク機能に基づいた実践を誰がどのように担っているのか、その現状と課題を明らかにした。結果として、高齢者向け住まいにおいてソーシャルワーク機能に基づいた実践の特徴を1 )法人組織の方針で行う管理者のマネジメント業務、2 )管理者個人が担うソーシャルワーク実践、3 )マネジメントとソーシャルワークの価値観とのジレンマの3 点に整理した。 高齢者向け住まいの管理者は、特養や老健の相談員と同様に複数の役割を担っており、「何でも屋」に徹していた。 相違点としては、自身がソーシャルワークを行っているという認識は薄く、ソーシャルワーク機能に基づいた実践とは言い難い。高齢者向け住まいの管理者のソーシャルワーク機能を強化し、今以上に地域で発揮することが求められる。
著者関連情報
© 2026 人間福祉学会
前の記事 次の記事
feedback
Top