統合リハビリテーション
Online ISSN : 2435-0850
Print ISSN : 2434-9275
マルチファクター(多因子)の足がかりを求めて
リハビリテーションにおける物語りの可能性
齋藤 信
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 1 巻 p. 33-38

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抄録
マルチファクターの足がかりを求めるにあたり「ひとをみる」ことの可能性を「ナラティブ」に求めた。EBM(Evidence Based Medicine)とNBM(Narrative Based Medicine)は相互に補完し合う関係にあり、シングルファクターに偏重してはいない。リハビリテーション専門職はナラティブを実践するにあたり、徒手的介入を対話の道具として活用できる。その過程において、新たな物語りの創出をすることこそリハビリテーションである。だがそれらの実践にあたり、シングルファクターに偏重せず、マルチファクターに対応できる人材となるには、ナラティブ能力が求められると考えられる。
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© 2019 一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
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