国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
フィールド調査における一次情報の重要性とその収集に関する試行的研究
宮崎 愛弓田隈 広紀長尾 徹田中 みなみ淺野 友希小田 裕和
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2018 年 13 巻 1 号 p. 16-34

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抄録

イノベーション事業を牽引するメンバーには、その適用対象のありのままの姿から問題を発見・定義する洞察力が不可欠である。一方で、大学をはじめとする工学教育における課題研究やPBLでは問題解決力の養成が主眼に置かれ、その前段となる発見・定義力については学生個々の経験や問題意識に依存している。本研究ではP2Mのプロファイリングマネジメントとの関係性を意識しつつ、問題を発見するフィールド調査方法において、フィールドのありのままの姿から問題を発見する為に「一次情報と解釈を分けることを意識した上で一次情報を収集する」方法を提案し、試行実験にてその有効性を示したものである。

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© 2018 International Association of P2M and Authors
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