国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
ODAプログラムでのプロファイリングのためのロジックモデル適用の考察
笹尾 隆二郎
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2018 年 13 巻 1 号 p. 71-84

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抄録
本学会では、我が国のODA事業におけるプログラム・アプローチの必要性・重要性に関しては複数の先行研究がある。また、ODA事業を担う政府官庁であるJICAも「JICA事業マネジメントハンドブック」を刊行し、ODAプログラムに関する取り組み方法を示している。本論文では、これらの先行研究やJICAの取り組みを踏まえ、筆者が実際にバングラデシュで携わっているJICAの技術協力プロジェクトの実証研究により、より普遍性が高く効果的なODAプログラムのプロファイリング手法をいわゆるロジックモデルを有効活用する形で提案した。プログラムの策定手順が明確化され、また、プログラムを実現するための工夫が示されている。すなわち、1つの技術協力プロジェクトの中でプログラムを策定し、それを国家戦略とすることで実現性を高めている。
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© 2018 International Association of P2M and Authors
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