国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
状況マネジメントのための動的対応シナリオ生成手法に関する基礎的研究
濱田 佑希青山 智春越島 一郎渡辺 研司永里 賢冶
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2015 年 9 巻 2 号 p. 237-254

詳細
抄録

プロジェクトミッションはプログラムミッションが分割されて設定される。この構造がプログラムの下で3Sプロジェクト(スキーム、システム、サービス)を通した価値の創出を方向付けている。計画を策定する一方、3Sプロジェクトと上位・下位プログラムを取り巻く状況は初期の想定と変化する可能性がある。これは、初期に計画を作成する際には不確定要素が多いためである。したがってP2Mでは、状況変化への対応方策を用意する必要がある。このため本報では、P2Mのリスクマネジメントの概念を拡張して、プログラムがSWOT構造とIDEF0に基づいて状況判断をすることで動的対応シナリオを生成し、状況マネジメントを行う手法を検討したので報告する。

著者関連情報
© 2015 International Association of P2M and Authors
前の記事 次の記事
feedback
Top