近年、新製品開発期間サイクルは短縮され、企業は新しい価値を持った製品を開発することに注力している。しかし、どのように素晴らしい製品コンセプトであっても、それが製品に反映されなければ意味がない。また、製品開発期間の短縮によって当初設定したコンセプトがないがしろにしてしまう可能性もある。そこで本報では、コンセプトには2つのパート(プラスパート:ミッション成功に貢献、マイナスパート:ミッションの成功を阻害)があり、プロジェクト・フェーズ間におけるプラスパートとマイナスパート間の因果関係を内部制約、外部制約とすることで、ミッション実施の際の不整合を計画段階で把握する手法を考案したので報告する。