B-3 製品イノベーションのためのP2M : イノベーションターゲットの設定(開発マネジメントトラック,サービス社会における新産業創出と方法論:三次元プリンターのインパクトと課題を探る」～市場と公益が共存できるビジネスモデル創出を目指すプログラムマネジメント～)

抄録

既報では、製造企業が行うべき意思決定としてコアプロダクトに着目した。また、コアプロダクトの構築過程と運用に関するフレームワークについて議論した。実際にコアプロダクト構造を製品展開に適用するためには、意思決定のタイミングとその内容が大変重要である。本報では、コアプロダクトに基づくイノベーションを実現する意思決定について逆向きAHP (Reverse-AHP: R-AHP)を用いることで、製品に要求される機能の特定する手法を提案し、手法の有効性をSONYの音楽プレーヤの事例を以て説明する。