抄録
近年、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末の普及により、映像や音楽配信サービス、動画共有サービス、SNS等のエンタメ系サービスの利用者が増加している。特に定額制サービスの市場は急成長を続けている。このような市場の変化に対応するため、モバイルキャリアは、20G以上の大容量のパケット通信サービスの提供や、特定のエンタメ系サービスのパケット通信料を無料にするカウントフリーサービスの提供など、新たなサービス提供による競合状態が激化している。本研究のねらいは、モバイルキャリアを考慮した新サービスに対する選好意識を明らかにすることである。特に、エンタメ系サービスの利用行動がキャリアと新サービスの選択行動に与える影響に着目する。本稿では、スマートフォン利用者に対する市場調査データに基づいて、エンタメ系サービス、特に動画サービスの利用行動を分析する。さらに、モバイルキャリアを考慮した新サービスの選択行動を分析し、モデル化した結果を示す。