印度學佛教學研究
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Pātañjalayogaśāstravivaraṇa作者の認識論
張本 研吾
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2017 年 65 巻 3 号 p. 1101-1108

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抄録

『ヨーガスートラ』とその注釈『ヨーガバーシュヤ』(両者を一つとしてPātañjalayogaśāstra)に対するシャンカラに帰せられる復註Pātañjalayogaśā­stravivaraṇaは Pātañjalayogaśāstra 1.7に対する注釈において自身のpramāṇa論を展開する.本稿は,その中で『ヴィヴァラナ』の著者が pratyakṣa を論じる箇所を取り上げる.

まず,新たに作成中の批判校訂版に基づきVivaraṇaのpratyakṣa論の構造をアウトラインとして提示し,どのようにVivaraṇaの作者が自らの論を展開するために『バーシュヤ』のテキストを織り込んでいるかを見ていく.

その中でさらに『ヴィヴァラナ』の作者が独自の哲学を展開している場面を観察する.その一つはyogipratyakṣaとmānasapratyakṣaとしてしばしば論じられる二つの知をヨーガ派のpramāṇa論に取り入れる努力を著者がする場面であり,もう一つは著者が究極にはpramāṇa は偽であると主張する場面である.

最後に,『ヴィヴァラナ』作者のpramāṇaは最終的には偽であるという立場と『ブラフマスートラバーシュヤ』の作者であるシャンカラのpramāṇaに対する懐疑的な態度とを比較する.

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© 2017 日本印度学仏教学会
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