榊原白鳳病院 リハビリテーション科
2003 年 1 巻 3 号 p. 155-159
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坐位姿勢の改善により麻痺側上肢機能の改善を認めた脳血管障害片麻痺患者1症例を対象に,1回の治療前後での変化を誘発筋電図と表面筋電図を用いた評価を加えて検討した。その結果,異常筋緊張の正常化にともなう坐位姿勢の改善により,麻痺側上肢脊髄神経機能の興奮性は減弱し,麻痺側上肢機能も廃用手から補助手へと改善を認めた。脳血管障害片麻痺患者の麻痺側上肢への治療においては,姿勢が麻痺側上肢脊髄神経機能へ与える影響を考慮する必要があることが示された。
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