照明学会 全国大会講演論文集
平成14年度(第35回)照明学会 全国大会講演論文集
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リエントラント型共振器を用いたマイクロ波無電極HIDランプの検討
齋見 元洋塩濱 英二小林 敦
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p. 33

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抄録
一般に無電極放電ランプは放電空間に電極が無いため長寿命が期待される。マイクロ波を用いたリエントラント型共振器を点灯手段として無電極放電を行うと長寿命、さらに共振器および光源サイズが小型にできることが考えられる。そこで今回、そのリエントラント共振器を用いた無電極HID放電、特に点光源発光の可能性について検討を行った。内径φ4mmで、InBrおよびArを封入したランプで点灯実験を行った結果、20W入力で42lpw、Ra94.2、Tc7,200KのHID放電が計測された。しかしながら入力が20Wを超えるとプラズマが不安定になり、35Wで立ち消えした。不安定の原因として試作時に混入した不純物の存在を推定し、また安定点灯を行えば高電力でさらに高効率になることが推定された。今後、高電力点灯が可能となるような条件、試作法の見直しなどを行っていく予定である。
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© 2002 照明学会
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