抄録
本件では、自然エネルギーとLEDを照明灯に利用した事例を紹介する。大分県松原ダム周辺の駐車場や広場に、風力発電機と太陽電池と照明を一体型としたハイブリッド照明灯を納めた。このハイブリッド照明灯は配線作業が困難な場所でも風力発電機と太陽電池で独自に発電を行い、その電力で照明を行うシステムとなっている。特長は山間の風を有効に利用するために、高効率の小型風力発電機を採用したこと、光源の長寿命化と風力発電と太陽光発電によって発電された電力の損失を少なくするために高輝度橙色LED(発光ダイオード)を使用したことである。指向特性の強いLEDの光をレンズで制御して、被照射面の水平面照度の向上と均整化を図っている。