照明学会 全国大会講演論文集
平成17年度(第38回)照明学会 全国大会講演論文集
セッションID: 79
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豊田市都市軸の光をつくる
*近田 玲子稲田 祥
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抄録

愛知県豊田市は、名古屋から1時間程離れた、トヨタ自動車の本拠地で知られる人口約36万人の都市である。名鉄線豊田市駅の東口に延びる主要道路には、矢作川に掛かる豊田大橋とサッカーJリーグ名古屋グランパスのホームグラウンド豊田スタジアムがあり、西口には、愛知環状線新豊田駅へつながるペデストリアンデッキが位置している。これまで、大橋やスタジアムは、市のランドマークでありながら、サッカーやコンサート以外の夜間には、人が極端に少なく、駅においては、どんよりとして商業地区としての活気が欠けていた。今年、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)が開催され、豊田市を訪れる人が増えることが予想される。これを機会に、各施設が照明改修を行うことになった。それぞれが新たな光を持ち、共通のプログラムを与えることで、愛知環状線新豊田駅ー豊田市駅西口ー東口ー豊田大橋ー豊田スタジアムへ人の流れをより活発にすると同時に、駅前広場に賑わいを作る光の計画を提案した。

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© 2005 照明学会
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