抄録
ZnOからなるUVカット膜を外管バルブや前面ガラスにコーティングし、昆虫の誘虫性と商品の変退色を抑制したメタルハライドランプが商品化されている。
今回、メタルハライドランプの外管バルブへのコーティングを目的として、従来使用されているZnOより長波長側の(約400~425nm)までカット可能な新規透明高UVカット膜を開発した。開発膜は、UVAカット率99%の場合、50%カット波長は400~410nmであり、従来品に対しUVAを99%以上カットしかつ400nm以下の光を大部分カットしている。それにより、誘虫率は水銀灯に対し約1/4に低減している。また、光束低下は5%以内である。