2008 年 37 巻 1 号 p. 69-72
立体画像を空間投影する一つの方法として,水粒子をスクリーンとして用いる空間投影法が知られている.この方法においては,表示像の揺らぎやちらつきを十分に抑制することが極めて重要であると考えられる.本稿では,この方法に着目し,気流の安定化を図り,システムを小型化,単純化するためには,ノズルの着脱が容易なアタッチメント構造を採用することが極めて有効になることを述べ,実際に表示像の安定化が図れることを示す. 更に,ノズルの形状についても検討し, 微小なノズルを二次元アレー状に配置することが有効であることがわかった.